サンガイア支える「愛」家族で私設応援団 「気持ちは常にチームに」

photoID:63963_1
ホーム試合で応援を引っ張る舟橋さんら=1月14日、つくば市金田の桜総合体育館

photoID:63963_2
私設応援団としてサンガイアを支える舟橋さん家族

 バレーボールのVチャレンジリーグⅠ男子に参戦している、つくばユナイテッドサンガイア。その「私設応援団」として、汗を惜しまない3人の家族がいる。たまたま観戦した応援風景の寂しさに父親が奮い立ったのがきっかけだ。今季のリーグ戦は25、26両日の残り2試合。「選手一人ひとりが気持ちを入れて頑張ってほしい」と思いを向ける。

 家族は、「団長」で自営業の舟橋幸治さん(47)、妻の央子(ちかこ)さん(47)、娘の大学4年亜紀さん(22)=いずれも古河市。1月中旬、つくば市であったホーム試合では、応援の輪の中心で太鼓を鳴らし、声を張って盛りたてた。

 夫婦はシーズンになれば各地の試合について回る。今季は例年より減ったというが、全21試合の半分程度を現地応援した。亜紀さんも都合があえば帯同する。

 私設応援団は約8年前にさかのぼる。サンガイアの試合観戦をきっかけに、幸治さんから始まった。「選手がプレーしていても、拍手もどよめきもなかった。これじゃいかんと応援したいと思う気持ちになった」

 サンガイアは、選手それぞれが仕事などをしながら集うクラブチーム。当時、亜紀さんがジュニアチームに入っていた縁で、幸治さんは選手の頑張る姿に見入るようになった。「企業チームとは違うという面を示していけるように支えてあげたい。自分たちを見て、チームを支える人が増えてほしい」という。

 3人は「自主的にやれることはやる」という自腹のボランティアだ。熱心な応援は試合中にとどまらない。

 例えば、ホーム試合では準備や片付けなどの運営全般に協力。ファンイベントの内容も考える。幸治さんが遠くから来たファンを思い、宿泊先に送り届けることもあった。

 会場に掲げる選手名入り横断旗も手作り。オリジナルジャージーを積極的に着てチームのPRも欠かさない。

 強豪高バレー部出身の亜紀さんはふだんの練習も手伝う。「高校時代のマネジャー経験も生きている」と、来客対応などさまざまな気配りを見せる。

 「はたから見たら『よくやるね』とも言われるけど、チームを愛しているからできること。チームがあるから自分たちが頑張れます」(央子さん)

 うれしいのは「勝負ごとなので、チームが勝った時。そして選手がありがとう、と言ってくれること」と央子さん。「選手には『元気に楽しく』バレーをしてほしい。ファンとチーム、一体となって楽しくできるように」と期待する。

 25、26両日の試合会場となる大分県には、用事で足を運べない。央子さんは願う。

 「本来は現地に行ければいいけれど、気持ちは常にチームにあると思う。コートに立つ一人ひとりが、気持ちを入れて頑張ってくれたら。自分たちは気持ちで動いているので、気持ちで応えてほしいです」。
(橋本ひとみ)


25、26日最後の公式戦
 バレーボールのV・チャレンジリーグⅠ男子のつくばユナイテッドサンガイアの最後の公式戦2戦が25、26両日、大分市のコンパルホールである。「捲土重来(けんどちょうらい)」をスローガンに掲げた今季は24日現在の通算成績は5勝14敗(勝ち点17)で、リーグ8組中6位と低迷。7位(同13)、8位(同11)に追われている。7位以下の場合は同リーグⅡへの入れ替え戦対象となる。

 対戦相手の富士通カワサキレッドスピリッツ(神奈川県)は16勝3敗でリーグ2位で、過去の対戦では0勝2敗。

 リーグ5位のトヨタ自動車サンホークス(愛知県)は8勝11敗で、過去の対戦では1勝1敗だが、厳しい戦いが予想される。
(崎山勝功)